2017年2月1日水曜日

スキー用具研究中... フリースキー用具 ブーツ...etc...

1年ぶりの恵みの降雪。。。滑りに、雪かきに。。。。なまっていた体に喝が入りました。そして、気がつけば1月も終わり。。。2月に。。。早いものですね。

昨日1月最終日はCOMPASS スタッフのkazuki とセッションしてきました。
写真はkazukiです。野沢温泉に来てからスキーを本格的にはじめて4年?ほど。フリーライドスキーにおける用具の知識、滑りのテクニック共にプロスタッフと言って良いレベルに達していると思います。
来店の際には頼りにしていただけると思います。
引き続きよろしくお願いします。



さて、シーズンに入りハードなバーンからパウダー、春雪までこの短期間で味わえている2017シーズンです。週末にイベントを行いながら合間を縫って様々な用具を使ってスキーの研究をしております。




どこまでいけるのかking pin 
フリーライディングの可能性広がるか!?





私個人的にも、そして店としても進めてきましたスキー普及活動。
店舗立ち上げから7年が経ちファットスキーを中心にフリーライディングする用具は以前よりもかなり適正なものが日本全国でユーザーの皆様へ届いているように感じます。

次なるテーマーはさらに自由に雪山を楽しむために。より深く、繊細に用具に迫っていきたいと感じる最近であります。
発展途上のフリーライディングはビンディングの取り付け位置一つとっても奥深く、1cm前後するだけで滑りに大きな違いが出ますし、用具の良さを100%引き出せるのかといったところまで影響が及びます。(各メーカー適正な取り付け位置の表示がないものが多い)
この辺りは、各スキー板や乗り手の方に合わせてさらに的確に位置決めができるように研究していきたいと思います。


そんな中、今後力を入れていきたいアイテムの1つは体に最も近く繊細な道具【スキーブーツ】です。


スキー、ビンディングがフリーライディングやツアーに向けて進化する一方でブーツの進化も進んではいるもののパウダーやゲレンデライドする際に実際に何が良くて、どの組み合わせがいいのかは未知です。

足型も人ぞれぞれ、モデルチェンジのスピードも速い。
一概にブランドを一つに絞りきれないアイテムの一つ。
私はここ何年か理想のブーツを求めるべく様々なタイプのブーツを取り寄せ
テストしてきました。
今シーズンはペースが加速し、メーカーの皆様の協力も頂き多様なブーツを使用することができています。


年明けより私の知人kawagutiさんにもサポート頂き
ブーツの加工もスタートいたしました。


私が最初に手がけたものは....
7歳の娘のブーツです。
子供用も手を加えると少し長く快適に使えることが判明。
買うときにただただ大きければ良いものではなさそうです。
子供も子供なりにフィットしたに越したことはなさそうです。


 手を加えることはもちろん影響でますが
インソールを(別売りに)変えるだけで足の骨の位置が定まり当たり(痛み)が解消されます。私はこの国産BMZ 1.4mmを使用しております。

さらにソックス一つとっても大きく変化します。
通常のソックスに比べて中程度のコンプレッションcompassソックス。
さらに圧を加えて足をスマートに保つには
CEPもオススメです。

ちなみにブーツの横幅のサイズ感は通常100mm前後
私は98mmを使用しています。99mmになると少し余裕を感じます。
さらに100mmになるとルーズになり思う滑りができなくなります。
たかが1mmが大きな差を生みます。



現在使用の98mmパトロンpro
何年も使ってきましたが廃盤のため、このブーツを超える次なるブーツを探すべく....
test test

今の所好感触なものは
今季モデルチェンジしたコーチス
ゆとりある99mm
しかもシェルは加工のしやすい構造になっているため多くの方の足にフィットしやすいです。さらにウォークモードが付いているにもかかわらずブーツの粘りが抜群です。


軽量ビンディングTLTとアルペンブーツ両方に対応するという
ハイブリットぶりも魅力です。
(フレックス120以上のモデル)


インナーの作りも素晴らしいです。
フィット感を求めたいくるぶし回りは
硬めの構造になっておりしっかりホールド。
熱成形でさらにフィット感が上がります。

もう一段階、山よりに
今季、評判が高い軽量のZEROシリーズがあります。

長距離の移動は申し分ない軽さ。
滑りをメインにする野沢温泉のようなフィールドでは
軽量になった分剛性が少し落ちるせいなのか
粘りと力の伝達は少し落ちるように感じます。
が、シェルの形状はコーチス同様に良いブーツだと思います。


4バックル最軽量だと感じます。
インナーも軽量仕様。

こちらはノルディカからスピードマシーン
インナーは安定感あるコルクフィットと
保温性には絶対な信頼があるPRIMARFTを使用。




シェルがソフトに仕上がっているので
専用の吸引機でシェル出しが瞬時に可能


こちらはサロモンMTN
フレッスス120
2バックルでありながら想像以上のホールド感と
フレックス性能。
先日、来日した世界のトップライダーサミーカールソンも愛用していました。
フリーライディングでの可能性広がります。


山ブランド:ディナフィット
カナダのフリーライダーが開発した滑って登れるブーツKION
ソールはPOMOCA仕様。
この辺りはもう少しテストが必要そうです。
ある着心地はもはや夏用の登山靴。



山用ブーツ?!
テック系のピン対応ブーツはヨーロッパ人を対象に作っているせいか、軽量に作っているせいか?
私にはわかりませんが、とにかく幅が狭いです。
日本人はまずすんなりフィットする人は少ないと思います。
安心してください。

加工前提での使用になるケースが増えると思います。相談にお乗りします。


最後に以前から興味のあった
バキュームフィット
インナーではなくシェルごと形を変えてしまう次世代の手法。

COMPASSでは高価な機材に手が出ない上に
実際の使用感がわからなかったので。。。
スキー屋ですが、、、
初心に返り久しぶりにマイブーツを購入。


iciさんにお世話になり。
さらにフィッターは私の地元の先輩であり
オリンピアンの富井剛さん。

非常に光栄です。嬉しかったです。



シェル自体を熱により軟化させ


大きなカバーをかけて一気に圧力をかけながら
冷却

私はセットフロントのARMADASKIに合わせて浅めの最大角度13°程に設定


自分の足型ピッタリに あそび なくしっかり仕上がります。

私はフレックス130をチョイス。

少し使用してみます。
フリーライドにおいてメリット、デメリット色々と見えてきます。
今までにない感覚で勉強になります。

 
今季に入り10モデル近いブーツを履き比べながらスキーやビンディングの相性もテストしています。もう少し細かなレビューをアップできるよう準備してみます。


今月に入り徐々に来季モデルの発表も出てきます。
試しばきできるものも多くありますし、来季に向けて品定めをする時期になってきました。

(一気に書きました。あくまでも私個人の感覚です。)

ここCOMPASS HOUSEはまだまだ発展途上のフリーライドスキー(世界的にも発展途上)用具の研究所として様々な皆様、時にはお客様にもに協力いただきながら、スキー用具研究会と銘打って日々精進していきこうと思います。
些細なことでも店頭にてより詳しく承りますので引き続きよろしくお願いします。
COMPASS HOSUE
上野雄大



0 件のコメント:

コメントを投稿