みなさまご無沙汰しております。
コンパスハウス・ディレクター / ブーツフィッター / 旅するBCメインガイド
河口TKYです。
お世話になっております。
我々のお膝元、野沢温泉スキー場は、現在オープン日を延長しているものの、
例年ですと間も無く本格的な降雪が見込める可能性が高く
遅くとも12月中旬にはオープンすると考えられます。
さぁ、そろそろ本格的にギアのメンテナンスと冬の準備をしましょう!
●ワックス
滑る板にワックスは不可欠です。
特に高価な上級者向けの板ほどワックスを塗る前提で作ってあるので、
マメにメンテナンスしてあげないとすぐに劣化します。
ワックスはスピードが出るだけでなく、スムーズに板を動かすために重要です。
上達のためにはスムーズは板さばきは欠かせませんよね!
ARMADAユーザーのみなさま、ワックスを忘れずに!
(コンパスハウスでは持ち込みのワックス相談も承っております)
●ブーツフィッティング
バックルが機能するか
カフは割れていないか
インナーは劣化していないか
以上を確認しながら、初滑りの前にブーツに一度は足を入れてみたください。
そしてフィット感のチェックも忘れずに!
春にインナーがブカブカに感じていた方も多いかと思いますが、この時期に再び足を入れると
アレっ!?
というくらいキツくなっていることがあります。
(気温や体の慣れに起因します)
ぜひ初滑りの前にフィッティングを見直しておいてください。
また、新しくブーツを購入された方におかれては、ブーツフィッティングは必須です。
コンパスハウスでは、ご自身の足の骨格やクセを拝見し、それに合わせてブーツをお作りいたします。
(痛みを取ることだけが目的ではありません!)
インナーを足に合わせて成型し、インソール(中敷)を合わせ、隙間を埋めて力の伝わりを最大に調整します。
また必要であればカント角やシェルを修正いたします。
ブーツは唯一体に直接触れるスキーギアです。
ついつい板の性能ばかりに気を取られがちですが、ブーツがもたらす影響は計り知れません。
コンパスハウスでは、
12/7(土)
12/8(日)
12/14(土)
12/15(日)
の2連続週末において、私河口常駐のもとブーツフィッティング会を開催いたします。
ぜひこの機会をご利用ください。
(他店で購入の方のお持ち込みも大歓迎です)
●ウェア
ウェアが気づかないうちに劣化していることも多々あります。
日本はスキーができる国ですが、夏の暑さは亜熱帯レベルと言われ、本当に暑いですよね。
世界的にみても湿度も異常に高いです。
この高温多湿な気候がウェア(その他ギアも含む)を劣化させます。
防水のレベルや裏地の剥離も確認していただき、劣化が認められればご相談ください。
●BCギア
あなたや仲間の命を守ってくれるBCギアも確実に点検してください。
雪崩事故は、春の昇温による融雪で発生するイメージがありますが、実はシーズン前半の降雪期の方が圧倒的に多いです。
ゲレンデパウダーとはいえ、世界的な豪雪大国日本で滑るのであれば、ビーコンやショベルを携行し、事故を防ぎたいものです。
そして日本国内でも野沢温泉はかなりの豪雪地域です。
自己責任の非管理エリアもあるゲレンデですので、最低限の装備の携行を強くお勧め致します。
・ビーコンの正常な作動
・電池残量
・ショベル&プローブの破損
・シールのノリの劣化(登りができないだけでなく、歩けなければ帰ってこれないルートもあります)
を確実にチェックしてパウダーハントしましょう!!
ギアの準備が済めば気持ちを高めるだけですね!
メンテナンスのご相談、および不足しているギアのご相談はお気軽にコンパスハウスまで!
今週末にかけて寒波が降りてきますし、12月に入った第1週には
北海道のはるか上空に寒気を伴う大型の低気圧が到来する予定です。
初滑りBCのメッカ立山
私河口は、先週さっそく立山に上がり初滑りを楽しんで参りました。
先々週降雪が続き、かなりコンディションが上がったものの、その後雨と晴天が繰り返されたため全体的に春の雰囲気。。。
アイス、クラスト、モナカ、ザラメ、岩(笑)
滞在中になんだか4月のような風景に変わってしまい、完全にハズしてしまいました。
それでも北アルプスの高標高帯は変わらず美しく
スキーをすれば胸は躍ります。
なんだかんだでコンディションの良いところをコッソリ狙い、ちゃっかりパウダーを頂いてきました。
いやースキーは最高ですね!!
有名ガイドの先輩方、トレーニングに来ていたライダー陣、山好きなコアスキーヤーの皆さん、山岳会の皆さんなどなど
一挙にシーズンインの挨拶を交わせるのも立山の良いところ
11月にしては楽しい時間を過ごし、大満足です。
そんな立山も11/30を持って冬季閉鎖です。
最後に滑り込みで1発上がるのもアリかもしれません!
(ただし週末にかけて低音・雪崩リスクが高い状況が続きますのでお気をつけください。)
以上、今年の立山の近況報告でした。
では今シーズンもみなさまの生き甲斐であるスキーを『もっと楽しく、もっと自由に』するために全力でお供いたします。
ますますパワーアップするコンパスハウスをよろしくお願いいたします。
TKY
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