2015年4月8日水曜日

マテリアルレポート MARKER  KING PIN  使ってみました。( マーカー キングピン )

先日の春山BCツアーでマーカーから来期発売するKing Pinという従来のアルペンビンディングとツアー系のテックビンディングを組み合わせた良いとこ取りのビンディングテストしてきました。
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先日の馬曲ルートのツアーの際に初テストしてきました。ブーツはディナフィットバルカン。
まず、総合的な印象は非常に良くできているビンディングです。
何が良いかというと
1、まずは超軽量で長距離の移動や斜度のキツい場面でも難なく足が上がります。(バロンの約半分1/2ピースで700gm台)
2、滑走性は損なわずエッジコンタクトも良いです。(これはセンター100mm以下に限りかなと?!これより太いスキーになると圧接バーンでのエッジコンタクトの際にはトゥーに捻れが生じ若干不安があるように感じます。パウダーランであれば問題なし)要検討が必要。
3、重心バランスがヒールよりなのでスイッチバックが非常に簡単。(足を上げると自然に踵、テール部分が下がるのでノーズが雪に接することなく方向転換が可能)
4、移動の途中でもスキーを外すことなくSKIモードとウォークモードの切り返しが可能。(起伏の激しい移動には最高です)

(写真はツアービンディングですが、イメージ的にはこんな感じです。履いたまま切り替えが可能。)

動画説明追加します。4/10日。


5、トラバースの際には従来のツアービィンディングの高さが無いため斜面をしっかり捉えてブレることなく移動できます。



従来のビンディングと比べて滑りの違いはトゥーピースのピンを始点にスキーが良くしなります。(本来はブーツの下辺りでスキーがたわみます)あまり前傾を強く取るとノーズが詰まる感じがします。ライディングの途中で飛んだり動きのある滑りには向いていないです。どちらかと言うとゆっくりとセンターポジションで滑った方がバランス良く滑れます。

このビンディングは通常のビンディングの約2倍の値段です。また、通常のブーツでは履くことができないのでブーツ、もしくはソールの変更も必須となります。長距離移動や激しい登りが多かったり、滑走後の体の疲労感の軽減を望む方にはその価値は十分にあると思う次世代のツアービンディングといった感じです。

週末の試乗会へ持っていきますので興味のある方は是非お試しください。
ブーツの用意も若干あります。



COMPASS HOUSE: MARKER King Pin 
ゲージ 入荷 「 マーカー キングピン ゲージ 入荷と取り付け いたします 」







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