2012年4月28日土曜日

マテリアルレポート NORDICA PATRON PRO (ノルディカ/パトロン プロ)

マテリアルレポート/ブーツ編の3足目です。
こちらが私、上野雄大が注目するブーツのひとつNORDICA PATRON PROです↓




このブーツは私が感覚的に説明すると、
もう一度現役復帰して、ハーフパイプやバックカントリー(ハイクアップ無しの斜面)を本気で攻めるなら間違いなくこのブーツを選びます。商品名通りPro仕様のブーツです。
ちなみに先日のジャーナルさん主催のスキーテストもこれで2日間しっかり滑ってテストしました。

このブーツのと特徴
遊びが全くなくしっかりとフィットして、フレックスも固いですが無駄なくスキーに力が伝わります。このブーツに関しては「どこがどうで、ここがこうだから」とうい特徴は説明はうまくできませんが。。このブーツの堅さ、形状(ローピースとハイピース)。素材の厚み。インナーの素材と厚みのバランス。すべて完璧です。

というのもスキーを長年やっている方はご存知だと思いますが、ノルディカから発売されブーツの中で多くのアルペンレーサーに愛され、沢山のタイトルを獲得した「ドーベルマン」という名機(名ブーツ)があります。
現代で例えると名機JJのスキーブーツ版と言ったイメージ。

過酷なアルペンレースで認められたブーツのシェルを使った、フリーライディングブーツです。フレックスも多少ソフトになっていて、踵にはハードなランディングに耐えるショックアブソーバーが装備され、最高の形で復刻しています。



 そして、このインナーが良いんです!!!
写真では分かりづらいですが、とにかくシンプルです。
そして、薄い、けど痛くない。理にかなった作りになっています。



インナーにはBMZ社の物を個人的に入れています。
僕は今まで紹介した全ての商品に入れています。
これは、一時期流行った成型するタイプではなく、そのまま入れるだけのタイプです。
持論ですが最近のスキーはズラシとキレを使い分ける傾向にあります。
特にセンター幅100mm以上のスキーは。
その際にあまりにも足裏がつま先まで全てタイトすぎるとエッジがグリップし過ぎて、ズラシたいときにズレないというストレスある状態になります。
なので土踏まずから踵にかけてのラインだけがしっかりとホールド(最初から入っているソールのように踵が平ではないもので、ある程度固くホールド)されていれば問題ないです。



そして、、最後にこのオールブラックブーツ。カッコよすぎです。

少々使用者を選びますが、元アルペン経験者、基礎スキー経験者の方々で最近のブーツに満足出来ない方は是非原点に返ってドーベルマン( PATRON PRO)をもう一度いかがですか。






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